長い間自分を愛せなかった私は、妊娠した時、正直喜びよりも不安や恐れの方が大きかった。
ちゃんと愛せるだろうか、五体満足健康に生まれてきてくれるだろうか。。生んでみないと分からない。
體が変わっていく中で少しづつ母性が育ち喜びを感じるようになり、けれど健診に行く度に、
やはり不安も嬉しさもどちらも感じる自分がいた。
出産こそ覚悟。だと思った。全てを受け止め、受け入れる覚悟。
この時私は、世界の女性たちの集合的無意識にアクセスしていたと思う。
世の中には妊娠、出産、育児に関して様々なケースがある。
幸せなニュースもあれば、悲しい事件もたくさんある。
はっきり言って男性は、どうにだってなる。(責任を放棄する人もいる。もちろん全うする人も多数。)
言ってみれば、物理的には、生涯身一つなのだ。
女性はそうはいかない。「いのち」は簡単ではない。重いのだ。
妊娠から出産を通して、私は世の中の女性たちの様々感じる想いを知った。
不安も恐れも苦しみも葛藤も、喜びも嬉しさも幸せも歓喜も安堵も。
心と體の変化を通して、女性はこのような様々な想いを抱えながら「いのち」を生み育てる。
” 尊い ”
そして、いのちを生み育てる女性が何より幸せであってほしい。
女性の存在を、私はただただ、そんな風に思うのです。